• 渥美 憲(ただし)

精進落とし・・なぜいただくの?

更新日:4月27日




本来は、お通夜の際は通夜ふるまいと呼ばれるお食事がお斎処(おとき)にてご会葬者へふるまわれます。

葬儀の際は火葬後に、精進落としとしてご会葬者へ御膳がふるまわれます。


忌中のために、厳密には肉、生魚などを避けて精進料理を出されるのですが、現代はその辺が曖昧になりつつあります。肉も特に、四足の動物の肉は避けるというのが本来の意味であるところの精進料理だそうです。

だけど昨今は、通夜ふるまいで握り寿司もふるまわれますし、オードブルでローストビーフなどもふるまわれることもあります。


忌中とは、死者が生じた家の者が忌み慎む期間の事です。その忌中の間は、精進料理を食べて過ごし、七七日(49日)が経つと一つの節目として忌中の期間が明けるので七七日法要の後に精進落しをいたします。

この際の精進落としは、精進という慎み深い状態から、日常生活に復帰する際に行われるので肉や魚などを含む通常の食べ物になります。


精進落としの席は、ただお食事を御馳走になるということではなくて、本来の意味はその方にご縁ある方々が思い出話をしたり、故人を偲ぶことが目的であります。

ですから、お声がかかりましたら遠慮して「結構です」「ご遠慮申し上げます」と断るのではなく、快く参加することが大切なことであると思います。