• 渥美家本店

御経は魂のちから

 ある日、女性のお客様がお店にご相談があるとお越しになりました。

実は、今年の3月に独身の息子様が急死されたと…

火葬だけは終えて、今はお骨をお部屋の中に置いて、毎日写真と共に眺めていると…

これからの事とかを、どのような選択肢があって どうしたら良いのかと…


 その後、三時間ほどでしたかゆっくりと様々な事情を考慮しながお話ができました

戒名の話、お位牌の話、小さなお仏壇の話、お墓の話、故人様のお人柄の話、相談者の環境の話、生まれた町の話などと…


 それから、数ヶ月が過ぎて徐々に準備も整い、幾度となくお店に来られたり、私が住まいへお伺いをしたりと、新しいお付き合いが始まりました。そして、新盆の季節が来ました。ご自宅へ僧侶をお手配し、新盆の御供養のお経をあげていただきました。


お経の力は素晴らしいと改めて感じる事が私もで来ました。

息子様がお亡くなりになり、初めてのお経が新盆の御供養のお経でした。

故人のお母様は、ほっとしました。 これで、安心出来たと笑顔でおっしゃって頂けました。 その時のお母様の姿、お顔が私は忘れられません。

私は、知っていることをお伝えし、出来る範囲のなかで身体を動かし、思いやりの心を持って接してお話をするだけなんです。 特別なことはできません。

まだ、これからもそうした出会いが沢山あると思います、一つひとつのご縁を大切にしていきたいと思います。