• 西奈恭子(にしな)

どうして、お葬式をするの?


 昔から、人類は人が亡くなったとき、身体から魂や霊が離れていくと考えていました。

残された家族は、その魂や霊が迷わないように、あの世で幸せでいられるように祈ったのです。

それが、お葬式の始まりと考えられています。


そうした[ 祈り ]を、様々な宗教の違いから異なる言葉で表現いたします。


仏教では、『供養』と言い表し。

神道では、『鎮魂』と言い表し。

キリスト教では、神のもとに帰ると考えれば『帰天』、天に召されると考えれば『召天』となり、祈りを『祝福』という形で言い表します。


人にとって大切なことは、この『祈る』ということなんです。

きっと、祈ることから故人様は癒されることもあるでしょう、家族もきっと癒されていくのではないのでしょうか。お葬式は、その[祈り]の場であり、供養の場であり安らぎの癒されの場でもあるのでしょう。


もう一方では、人が社会的な存在であり、人とのかかわりの中で生きてきたからこそお葬式を行うという考え方もあります。

家族・遺族はもちろん、知人・友人などとお付き合いがあれば、そうした方々とのお別れの場であるとも言えます。

やはり、大切な儀式であることには間違えがないようです。