• 西奈恭子(にしな)

お葬式の帰りに頂くお塩って?

更新日:4月27日


会葬礼状の封筒の中に、四角い小さな袋を見たこと御座いますか?

あれにはお塩がはいっていますよね。

正式には、『清め塩』と呼びます。

古くから、塩には不浄を払う力があると考えられており、自分の家の中に穢れを持ち込まないように、身体に塩をふり清めます。


料理屋などで、のれんの下に盛塩をしているのを見たことがあると思います。あれも同じ意味があります。穢れのない良きお客様が訪れますように、商売が繁盛しますようにとの願いからなんですね。


さて、実は全てのお葬式で清め塩を使用しているわけではありません。


仏教のなかでも、浄土真宗・真宗という宗旨では清め塩を扱いません。

なぜならば、浄土真宗では [死を穢れ] とは考えていないからなのです。

家族である故人様を、亡くなったからといって穢わらしいなんて思ってはいけません。

故人様は、身をもって残された家族や親戚や知人・友人に対して、あなたたちもいつかは私のようにこうして旅立つんですよと、教えてくださっているわけですから・・

教えてくださっている方に対して、穢れているなんて考えるのは全く失礼な話で間違えですよという考えなんです。従いまして、清め塩は必要ないんです。


様々な、立場で考え方も解釈も違います。意味を理解することが必要です。