• 渥美家本店

お葬式で不思議なことが・・

更新日:1月3日


これまでに、葬送の場に葬儀社の立場で数多のご縁を頂きました。

葬儀社に勤務していた時代から、渥美家本店としての時代まで、数千件の沢山の方々と接してまいりました。


葬送の儀の流れも様々です。

お寺さんがお勤めになる仏式でのご葬儀、ご家族でお送りする無宗教のご葬儀、神式、キリスト教式、友人葬や、

新興宗教のお葬式などいろいろあります。


キリスト教でも、カトリック教があればプロテスタントもあり、幕屋、救世軍などがあります。

宗派という分別であれば、仏式も天台宗、日蓮宗、浄土真宗、浄土宗、禅宗、真宗、臨済宗、曹洞宗、真言宗などと御座います。


お葬式の際に不思議なことと言っても、オカルト的な怖いこととかではないのですが、どうしてとか、なんでっていうようなことが何回かあったかもしれません。

お葬式は、ご家族にとっては悲しい辛い出来事です。関わらせていただく葬儀社の立場でもそれが悲しく、涙することもあります。お亡くなりになる方は、年齢の順番があるわけでもありません。


神様のいたずらなのかわかりませんが、若くして運命の時を迎えてしまうときがあります。そうした時は、その時にはじめて出会ったはずなのに、悲しくて仕方がなく、涙が止まらなくなる時があります。


ある葬儀社に勤務をしていた時代に、十代で交通事故にあわれた高校生の女の子がいました。お通夜の日の夕方に、その方の自宅へお迎えにまいりました。廊下が狭かったので、私ひとりでお身体を抱きかかえてお運びしようと考えていました。お亡くなりになられた方を、抱きかかえてお移しすることは珍しいことではないので、お身体の大きさを見て判断いたします。

その時も、おおよその体重の見当もつきましたので、出来ると考え抱きかかえたんです。

お部屋から廊下へ、二、三歩進んだ時に、急に抱きかかえたお身体が重くなり私一人では抱えることがつらくなったんです。どうしたんだろう?なんで急に重くなるんだ?と考えていました。慌てて傍にいたスタッフに、手をかして、一緒に持ってくださいと頼み難を避けました。

その時に感じたことは、ここから離れたくないという少女の思いがそうさせたのではと・・。

もちろん答えは分かりません。でも、無念だったろうにと心から感じました。


高校生の少女には、友達がたくさんいました、彼氏もいました。お通夜の時からみんながあつまり、お棺の周りを囲んでいました。そんな様子をみていると、悲しくて悲しくてという気持ちがこちらにも伝わり、涙が止まらなくなってしまうんです。

葬儀社の先輩からは、葬儀屋が泣いてんじゃないよ、修行が足りんなどと叱られたりもしましたがこらえきれないこともあります。

残された彼氏の気持ちを考えると、彼はこのあとどうやって立ち直って前へ進んでいくのだろうかと、余計な話かもしれませんが心配になります。

一つ救われたのが、彼氏の母親は病院のナースをされているとのこと、心のケアは少し上手に見守ってくださるような気がしたことです。

もう23年くらい昔の出来事ですが、今でも記憶に残っております。