- 渥美 憲(ただし)
おくりゆくひと、おくられ逝くひと

百人百様の人生・・
木々の葉の色が移ろいゆくように
人生も過ぎていきます
いつの日か訪れる終焉のとき・・
それは、悲しい出来事なのでしょうか。
だけれども、それはひととしての定めでもあります。
いつも過ごしている日々のなかで
家族や友人との会話・・ふれあい・・。
仲間との時間。仕事での付き合いと協力。
学びの友。愛する人との出会い。
様々な環境で、大切な時間をひとは過ごしています。
でも、定めには逆らうことが出来ません。
漠然といつかは迎えるだろうという終焉の時。それを、わからずに生かされています。生かされているのだから、その時が来たらそのままそれを受け入れるしかないのです。
葬儀の仕事は、ある意味で特殊な仕事なのかもしれません。嫌がる人もいるでしょう。嫌いじゃないがやりたくない人もいるでしょう。でも、誰かがやらなければなりません。
縁があって出会ったこの仕事は、やりたいことの仕事であったから、出会いに感謝しています。
送りゆく人の心によりそう、この仕事が私は好きです。
最近は、葬儀の仕事がまさに葬儀ビジネス的な様相が増してきていると感じます。
テレビやネットで、みんな同じ内容値段が違うのだろう?と、そんなフレーズで集客をしている業者もあります。安いよ安いよと集客をする業者もあります。
私は、安く済んだというのは付加価値として二番目、三番目についてくる事柄でよいと考えております。
その前に一番大切なことは、困っている人に寄り添い力になること、悲しんでいる人の心を感じ取ること。思いやりをもって接すること。そこが、重要なことでそれが出来ないとならないいのです。
学んで知ることもあるでしょうが、実際はそのひとの今までの人生経験が要であると考えています。葬儀の仕事は特殊かもしれませんが、特殊である以上選ばれた人が温かい気持ちで行う仕事であるべきだと思います。
葬儀を知らない人たちが、葬儀業界に参入するということが多々あるこの世の中で、葬儀社選びはとても重要なことであります。
お客様が、葬儀を必要とする事態を迎えたとき。
間違えのない葬儀社を選ばれることを望みます。